〜ボラバイト|川原農産:前編〜 ただ、ただ、感謝。その気持ちで一杯になった、ボラバイト前半戦を振り返ります。
『けんぼーの情報箱』です。
今回は、前回の記事で紹介したボラバイトに参加して来ました。どんな事をしたのか、どんな事を感じたのかについて記事にしたいと思います。
【ボラバイト】
ボラバイトについてはこちらの記事を参照して下さい。↓↓
【ボラバイト先:川原農産】
今回は、石川県輪島市にある川原農産さんでボラバイトとして働かさせて頂きました。川原農産は主にお米の生産を行っている農家さんで、他にも栗やりんごの栽培も行っています。農業に人一倍熱い情熱と信念をもっておられる川原さんの元で、1週間の農業に従事します。
【有限会社川原農産】
企業名:有限会社川原農産
住所 : 石川県輪島市町野町佐野へ部28番地
企業ホームページ:https://www.kawaranousan.com
【前半の業務内容】
くりの収穫は終わり、りんごの収穫はもう少し先という事で、今回は収穫作業は無いみたいです。その為、業務のほとんどが、収穫したお米の出荷作業に関連する事ばかりでした。これが想像以上に力仕事。
①30キロある米袋の積み降ろし作業
出荷するお米を専用のコンテナに移す作業を延々と。足腰に負担がかかってかなりしんどい作業でした。運ぶ量も半端なく多く、ほぼ一日中作業してたので、その日は爆睡。
②稲刈り機の掃除
個人的には一番しんどい仕事でした。高圧空気ホースで絡みついた稲や泥を弾きとばしながら、取れない部分は手や工具でとっていく、何とも先が見えない仕事。やってもやってもキリがない。稲は、チェーン等にめちゃめちゃ絡まってるし、泥は固まって落ちひんし。今回は、他のボラバイト(佐藤さん)と2人でやったので、まだマシでしたが、これを通常は一人でこなさないといけないとなるともうそれは...
③籾殻の処理
これが一番の軽作業でした。大量のモミを袋に詰めて、トラックの荷台に積んで山に捨てにいく。捨てる山まで、片道20分程の休憩ができるから。ww
④お米の袋詰め
これは結構コツを掴んでくると簡単な作業。重量は機械が測ってくれるので、機械にセットして、いっぱいになったら口を縛る、これの繰り返しを長々と。
【まとめ】
正直いって、農業を勘違いしてました。
「農業する=収穫する」そう思ってきたら収穫シーズンは終わって、
出荷作業や雑用ばかり。
でも、農業って収穫作業だけじゃないよね、当たり前何だけど。
収穫以外にもする事は山程ある。それも体力的にしんどい事ばかり。
でも、それも含めて農業。
初めは、期待してた収穫作業ができなくて、雑用みたいな事ばかりさせられて、体力的にかなりしんどかった。
でも、「農業とはなんぞや」という事を、身をもって経験する良い機会であった事は間違いないこと。
実際に経験したからこそ分かる事、感じる事は沢山ある。
農業は私たちの想像以上に大変だという事。
私たちが普段食べているその食材には、農家さんのものすごい苦労があるという事。
ただ、私たちのほとんどがそれに気が付いていないと思う。
ふと、昔、おじいちゃんが言っていた事を思い出した。
「米は一粒残さず食べなさい」
食材は大事にしなさいという教えとばかりに思っていたが、実はそのままの気持ちだっ
たのかも。
生産者側の立場になると、汗水流して育てたお米を、
一粒たりとも残す気には慣れない。
ただ、ただ、感謝の気持ちでいっぱいになった。
身をもって体験したからこそ、素直に「ありがとうございます」と農家の方々に言え
る。
ボラバイト前半戦は、「感謝・感謝」の3日間でした。
この経験はきっと次に繋がる。
あ、ちなみに収穫がしたいという方は、その作物の収穫シーズンに合わせてボラバイトに参加すると収穫体験ができると思いますよ。
以上。
#けんぼーの情報箱